あんしんスマホ入門

【あんしん】カフェや駅の無料Wi-Fiを安全に使うコツ

Tags: Wi-Fi, 公共Wi-Fi, セキュリティ, インターネット, 設定

外でスマホを使うときに便利な「公共Wi-Fi」とは

スマートフォンを外で使っていると、カフェや駅、商業施設などで「Wi-Fi」の表示を見かけることがあります。これは「公共Wi-Fi」と呼ばれるもので、無料でインターネットに接続できる便利なサービスです。

自宅にインターネット回線がない方や、スマートフォンの通信量(データ容量)を節約したい方にとって、公共Wi-Fiは非常に役立ちます。しかし、誰でも自由に使える反面、いくつか注意しておきたい点があります。この記事では、公共Wi-Fiを安全に使うための大切なポイントをやさしく解説します。

公共Wi-Fiの便利な点

公共Wi-Fiを使うと、主に次のような良い点があります。

公共Wi-Fiに潜む危険性

公共Wi-Fiは便利な一方、注意しないと個人情報が盗まれるなどの危険性があります。特に、鍵マーク(🔒)がついていない暗号化されていないWi-Fiや、名前(SSID)が不審なものには注意が必要です。

公共Wi-Fiの危険性として、主に次のようなことが考えられます。

これらの危険から身を守るために、これからご紹介する「安全に使うためのコツ」をぜひ覚えておきましょう。

公共Wi-Fiを安全に使うためのコツ

公共Wi-Fiを安全に使うためには、いくつか心がけておきたいことがあります。難しい操作はありませんので、ぜひ試してみてください。

1. 信頼できるWi-Fiにだけ接続する

提供元がはっきりしている、公式のWi-Fiサービス(例: お店の名前がついたWi-Fi、通信会社が提供するWi-Fiなど)を選んで接続しましょう。名前が少し違う、見慣れない名前のWi-Fiには接続しないように注意してください。

2. 重要な情報を入力しない

公共Wi-Fiに接続中は、ネットバンキングの利用、クレジットカード情報の入力、会員サイトへのログインなど、大切な個人情報を入力する操作はできるだけ避けましょう。どうしても必要な場合は、スマートフォンの通信(Wi-Fiを切った状態)で行うことをおすすめします。

3. アドレスバーの「https」を確認する

ウェブサイトを見るときは、画面の上の方にあるアドレス(住所)を確認しましょう。アドレスが「https」で始まっているサイトは、情報が暗号化されて送受信されるため、比較的安全です。「http」(sが付いていないもの)で始まるサイトでは、大切な情報を入力しないようにしましょう。多くのウェブサイトは「https」に対応していますが、念のため確認する習慣をつけると安心です。

4. 自動接続設定を確認する

スマートフォンの設定で、一度接続したことのあるWi-Fiに自動で接続する設定になっていることがあります。この設定がオンになっていると、偽のWi-Fiに気づかずに接続してしまう危険性があります。

安全のためには、公共の場所ではWi-Fiの自動接続をオフにしておき、自分で接続したいWi-Fiを選んでタップしてから使うようにすることをおすすめします。設定方法は機種によって異なりますが、「設定」アプリの「Wi-Fi」の項目を探してみてください。

5. 使わないときはWi-Fiを切る

公共Wi-Fiを使わないときは、スマートフォンのWi-Fi機能をオフにしておきましょう。そうすることで、意図しないWi-Fiに接続してしまうことを防ぐことができます。

画面を上から(または下から)スワイプして出てくる「クイック設定パネル」などに、Wi-Fiのオン/オフボタンがあることが多いです。飛行機のマークの近くにある扇のようなマークがWi-Fiのボタンです。

まとめ

カフェや駅などで使える公共Wi-Fiは、スマートフォンの通信量を気にせずインターネットを楽しめる便利な機能です。しかし、使い方を間違えると個人情報が危険にさらされる可能性もあります。

この記事でご紹介した「信頼できるWi-Fiを選ぶ」「重要な情報を入力しない」「『https』を確認する」「自動接続設定を確認する」「使わないときはWi-Fiを切る」といった簡単なコツを実践するだけで、ぐっと安全に公共Wi-Fiを利用できるようになります。

これらの注意点を守って、安心安全にスマートフォンを使いましょう。