【あんしん】スマホでインターネットのページを読みやすくする方法
インターネットで調べものをしたり、ニュースを読んだりする際に、スマホの画面でウェブサイトの文字が小さく感じたり、広告が多くて読みにくいと感じたりすることはありませんか?
この記事では、お使いのスマホのインターネットを見るためのアプリ(ブラウザといいます)に備わっている便利な機能を使って、ウェブサイトの表示を読みやすく、スッキリさせる方法をご紹介します。簡単な操作で、インターネットでの情報収集がもっと快適になりますよ。
なぜウェブサイトが読みにくいと感じるのでしょうか?
ウェブサイトによっては、デザインや情報量を重視するあまり、文字が小さく表示されたり、画面のあちこちに広告が表示されたりすることがあります。特に長い文章を読む際には、こうした表示が邪魔になり、目が疲れてしまう原因となることもあります。
読みやすくする「リーダー表示」機能とは?
多くのスマホに最初から入っているインターネット閲覧アプリ(ブラウザ)には、「リーダー表示」や「リーディングリスト」「リーダーモード」といった名前の機能が備わっています。
この機能を使うと、ウェブサイトから文章だけを取り出して、広告や複雑なデザインを取り除き、シンプルな画面で表示してくれます。まるで本のページを読むかのように、文字が大きく、行間も適切に調整された状態で読むことができるようになります。
対応しているウェブサイトは限られますが、ニュース記事やブログなど、文章が中心のページでとても役立つ機能です。
Google Chromeでリーダー表示を使う方法(Android/iPhone共通)
世界中でよく使われている「Google Chrome」というブラウザアプリでの操作方法を説明します。
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Google Chromeアプリを開きます。 スマホのホーム画面などから、Google Chromeのアイコン(丸いカラフルなアイコンです)をタップして起動します。
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読みやすくしたいウェブサイトを開きます。 インターネット検索などで、目的のウェブサイトを表示させてください。
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アドレスバーを確認します。 画面の上の方に表示されている、ウェブサイトのアドレス(https://...で始まる部分)が表示されているバーをご覧ください。
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「リーダー表示」のアイコンを探します。 アドレスバーの右端、またはバーの中に、本や雑誌のような形をしたアイコンが表示されることがあります。ウェブサイトがリーダー表示に対応している場合にこのアイコンが現れます。
- もしアイコンが表示されない場合は、そのウェブサイトはリーダー表示に対応していない可能性があります。
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アイコンをタップします。 表示されたアイコンをタップすると、ウェブサイトの表示が広告などがなくなったシンプルな画面に切り替わります。文字のサイズも調整されているはずです。
(補足)リーダー表示後の文字サイズ調整
リーダー表示にした後も、さらに文字サイズを調整できる場合があります。画面の上部や下部に表示される設定メニューや「A」のようなアイコンを探してみてください。それをタップすると、文字を大きくしたり小さくしたりするスライダーが表示されることがあります。
Safariでリーダー表示を使う方法(iPhoneのみ)
iPhoneに標準で入っている「Safari」というブラウザアプリでの操作方法を説明します。
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Safariアプリを開きます。 iPhoneのホーム画面などから、Safariのアイコン(コンパスのようなアイコンです)をタップして起動します。
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読みやすくしたいウェブサイトを開きます。 インターネット検索などで、目的のウェブサイトを表示させてください。
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アドレスバーの左端を確認します。 画面の上の方に表示されているアドレスバーの左端にある「AA」と書かれたアイコンを探してください。ウェブサイトがリーダー表示に対応している場合にこのアイコンが現れます。
- もし「AA」アイコンをタップしても「リーダー表示を表示」という項目が出てこない、または項目自体がない場合は、そのウェブサイトはリーダー表示に対応していません。
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「AA」アイコンをタップします。 「AA」アイコンをタップするとメニューが表示されますので、その中にある「リーダー表示を表示」という項目をタップしてください。
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表示が切り替わります。 ウェブサイトの表示が、広告などが取り除かれたシンプルな、読みやすい画面に切り替わります。
リーダー表示後の文字サイズ調整(Safari)
Safariのリーダー表示では、切り替わった画面の上部にある「AA」アイコンを再度タップすると、文字サイズを変更するメニューが表示されます。大きい「A」をタップすれば文字が大きくなり、小さい「A」をタップすれば文字が小さくなります。
その他の「読みやすくする」ための設定
リーダー表示機能が使えないウェブサイトでも、スマホ本体の機能を使って文字を読みやすくする方法はあります。
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スマホ全体の文字サイズを変更する: スマホの「設定」アプリの中に、「画面表示」や「アクセシビリティ」といった項目があり、そこで表示される文字の大きさを一括で変更できます。この設定はウェブサイトだけでなく、LINEやメールなど、スマホ全体の文字に反映されます。詳しい方法は別の記事「【あんしん】スマホの文字を大きく見やすくする設定方法」でも解説していますので、参考にしてください。
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画面の明るさを調整する: 画面が暗すぎたり明るすぎたりすると、目が疲れやすくなります。画面を上から下にスワイプ(指でなぞり下ろす操作)して出てくるメニュー(「クイック設定」や「コントロールセンター」といいます)で、明るさを調整できます。こちらも別の記事「【あんしん】画面がまぶしい? スマホの明るさ調整と目に優しい設定方法」をご覧ください。
まとめ
スマホでインターネットのページを読む際に、「リーダー表示」機能を使うと、広告などを取り除いて文章だけをシンプルに表示させることができます。Google ChromeやSafariといった主要なブラウザにはこの機能が備わっていますので、ぜひ試してみてください。
また、スマホ全体の文字サイズ変更や画面の明るさ調整なども組み合わせることで、さらに快適にインターネットを楽しめるようになります。
これらの機能を活用して、スマホでの情報収集をあんしんして、より快適に行っていただければ幸いです。